title

機種別オススメ タイトル 

ゲームボーイ あ~た

*アフターバースト [メサイヤ ACT]

かえるの為に鐘は鳴る [任天堂 ACAPG]

カービィのピンボール [任天堂 ピンボール]

カーブノア [コナミ RPG]

激闘!パワーモデラー [カプコン 2D格闘]

*サガ2 秘宝伝説 [スクウェア RPG]

*スーパーマリオランド2 六つの金貨 [任天堂 ACT]

*聖剣伝説 ファイナルファンタジー外電 [スクウェア ACRPG]


アフターバースト [メサイヤ ACT]

アフターバースト

バズーカ砲を担いだロボットを操り、コンパクトな全30ステージを、制限時間内に敵や障害物を破壊して進みタンクを破壊できればクリア。10ステージ毎にボスステージ。

ステージはパズル的な要素があって、ブロックを破壊する順番等を考えないとクリアできません。

特徴的なのは、肩のバズーカを水平から垂直まで自由に傾けることができ、ボタンを押す長さ(溜め撃ち)で撃った弾の軌道が変わるということ。短く押せば放物線を描いて下に落ち、ゲージいっぱいまで溜めれば弾は真っ直ぐ飛ぶ。この軌道と強弱を微調整して、敵を狙ったり下方向を狙ったりと攻略における重大要素となっています。
ジャンプはボタンを押す長さによって距離が変わり、全体的にプレイヤーの腕が問われる操作系が硬派です。

アフターバースト アフターバースト
(左)横線入のブロックは破壊可能。左上のゲージが溜めゲージ。丸いのがタンク。
(右)ステージ10のボス。各ボスはパターンを把握しないと辛い。

一発ずつしか撃てない豆鉄砲を狙いすまして撃つちまちまっぷり、ドット単位で自機を操作するちまちまっぷり、5ステージ毎のパスワード制等、いかにもGBらしいタイトル。
こういったスローペースのアクションゲームはゲームボーイの低性能液晶画面でも見やすくて、長時間遊んでも目が痛くならない。個人的にはドンキーコングと並んでGBのコンパクトアクションゲームの代表として挙げたい逸品です。
[09/1/31]


かえるの為に鐘は鳴る [任天堂/インテリジェントシステムズ ACRPG]

中身を想像しづらいタイトルですが、内容はコミカルでゆるい感じのアクションRPG。

ゲームシステムはゼルダのようなフィールドとマリオのような2Dアクション面で構成されており、特に難しい場面もなく、敵との戦闘もオートでどちらかの体力が無くなるまで削りあい。道中の強化アイテムを取っていかないと戦闘では負けてしまうのですが、逆に言うとアイテムを取っていると必ず勝てるということからもわかるように、ゲームとしては簡単な部類。カエルやヘビに変身して攻略するというギミックもありますが、それほど頭を悩ますことはないでしょう。

では本作の特徴はなにか、それはもうキャラクター達が繰り広げるドタバタ劇場ですよ。

主人公は、いつもライバル国の王子にいつも一歩負けている王子。王子は、敵のヘビにさらわれた姫を助ける為に向かったライバルに遅れまいとして出発。最初は金にものをいわせた高飛車で生意気に振舞いつつも、困難に立ち向かったりライバルを助けようとする姿は王道な主人公像。

顔の表情すらわからないしょぼいドットキャラが、オーバーリアクションや効果音、さらにはでかい文字演出などでとても感情豊かに盛り上げてくれ、さらにゼルダをちょっと軽くしたような音楽や効果音が場面場面を演出。まるでゲームボーイという小さな箱の中の小劇場を観ているようで、最後まで飽きずに楽しませてくれるのです。

本作はゲームシステムよりもキャラクターや演出を楽しむゲームであり、任天堂がたまにだしてくる「おふざけした外面で真面目に作られたゲーム」、その先駆けのようなタイトルなのです。

[06/11/4 ]


カービィのピンボール [任天堂 ピンボール]

タイトルのまんま、ピンボール。もちろん弾かれるのはカービィ自身。丸いボディが幸いしてか、全く違和感がありません。

初期のGB画面は残像が酷かった為か、縦長台をスクロールで表現しておらず、台を1画面3階層式にして、下から上へ上がっていき、最後にボス戦があるというシステム。

ボール(カービィ)のコントロールも容易で、ルールも簡単。カービィの挙動や敵のデザインも可愛らしい。気軽に楽しむにはうってつけのピンボールです。ただ、他のピンボールに比べてボールが大きく、プレイ時の画面は一画面と狭いのでちまちましたプレイになってしまうかも。玉を弾いてループさせるといった快感はありません。

しかし(初代の)カービィというゲーム自体がちょこちょこ敵を倒して進んでいくゲームなので、そういう意味ではカービィらしい。欲を言えば、敵を吸い込むギミックも取り入れてほしかったところですが。ピンボール好きよりカービィ好きにお勧めしたいタイトル。

[07/3/18]


カーブノア [コナミ RPG]

カーブノア

本作はシンプルすぎる「不思議のダンジョン」といった感じのゲームシステム。

最初にギルドでメンバー登録をし、即クエストへ。クエストは4つで、それぞれに「指定数のゴールドを集める」「~のモンスターを倒す」「~のフェアリーを助ける」「~のオーブをさがす」という目的があり、クリアするごとに指定数が増えて再挑戦といった具合。

カーブノア カーブノア
(左)クエスト3のオーブ集めが一番きつい。 (右)敵の動きは単純。慎重に動けばOK。

ダンジョンでは、こちらが一歩動けば敵も一歩動くというターン制。立ち回りとしては、いかに敵から逃げ回ってアイテムを回収できるかがカギ。敵は一定のパターンで動いているだけなので、敵の動きを読んでかわすことが最重要スキルとなります。

しかし、ダンジョンは入るたびにランダム生成されるうえに、入る前に貰える4つのアイテムもランダムなのでけっこう運も必要。

また、装備を整えれば各パラメーターアップできますが、回復・補助アイテムと装備品は合わせて8個しか持てません。とにかく取捨選択が頭を悩ませます。いくら最高の立ち回りをしても駄目な時は駄目。このやんわりとした理不尽さが本作の醍醐味。

ダンジョンの途中でセーブはできませんが、長くても30分以内に終わる手軽さ、ミスしてもすぐにリスタートしたくなる程よい難度。スコアが無いのは残念ですが、クリア時には本作もう一つの醍醐味である「達成!」っていうガビ音声が聞けるだけで十分満足感のある一本です

[08/11/8]


激闘!パワーモデラー [カプコン 2D格闘]

パワーモデラー

白黒GB最高の格ゲーだと思う。動きは予想外の本格派。でもパターンはスト2の流用で手抜き。

ダッシュが無いのが残念ですが、必殺技キャンセル、ガードキャンセル、中断攻撃まであります。タカラの熱闘シリーズよりだんぜんオススメなんですけど、味付けがイマイチでした…。

ラジコンみたいなロボットで対戦という設定。パーツをつければ必殺技がつかえたり、ガードキャンセルできたり…って、パーツをつけないと通常技だけってどういうこと? しかもパーツは買う必要があってけっこう値段が高い。小学生のかけ金の奪い合いだけでは厳しい。っていうか、小学生がお金をかけるなよ!という突っ込みをしつつ、大人と対戦してお金を巻き上げながら進めることになるでしょう。

パワーモデラー パワーモデラー
(中央)こいつはもちろん弱い。(右)動きはしっかり格ゲー。SPEEDタイプは春麗がモデルっぽい。

基本の本体は5種類。GBなのでこんなものかと。そこからパーツをつけて改造していくわけですが、その自由度が少ない。パーツにはレベルがあるものの、戦闘でレベルアップしていくわけじゃなく、買い直し。しかも話を進めないと店頭に並ばない。パーツの種類も少なく、肝心のカスタマイズする面白さが感じられないのはもったいないですね。格ゲーとしておもしろいだけに残念。

[05/10/8]


サガ2 秘宝伝説 [スクウェア RPG]

とにかくキャラを育てるのが楽しいゲーム。荒削りな「1」からより進化し、無難にまとまった「3」よりも断然おもしろいタイトルです。私的に「3」は「サガ」シリーズとして見ると駄作。

キャラは「人間」「エスパー」「モンスター」「メカ」から選べ、4人パーティ。レベルアップは各パラメータ(力、素早さなど)ごとに上げることができ、文字どおり自分好みのキャラに育てることができます。種族には固有のメリットがあるので、最初の種族選びは悩むところです。特にモンスターは敵の肉を食べることで変身していくというクセのある仕様。メガテンの悪魔合体法則を見つけるように、何に変身するのかその法則を見つけるのも面白い。

戦闘はオーソドックスなものですが、武器の使用回数が限られていたりして、強い武器ばかり使うことができないのがいいですね。

また、耳に残る音楽は「聖剣伝説」と並んでGBでは最高レベルにドラマティック。僕はサウンドテストの為だけにウォークマン気分ででかい初代GBを持ち歩いていたことがあります。あの切ないオープニングは子供心にしみました。

サガ2は様々な世界を行き来します。一つ一つの世界やダンジョンも個性のある設定ばかりで新鮮な気分で楽しむことができる。当時GBでこれだけボリュームのあるタイトル&RPGはありませんでしたね。

ただボリュームもあって、独特なシステムもあるので、難易度としては難しく、特に終盤のボスには何度ゲームオーバーにさせられたことか。小学生だった当時、赤と白の二冊の攻略本を読み込み、何周もサガ2の世界を回ったものです。

[05/3]


スーパーマリオランド2 六つの金貨 [任天堂 ACT]

「1」とはぜんぜん画面とキャラの比率が違って、かなり大きいマリオ。「1」のドットの集合体マリオも味わいがありましたが、アニメ的になって、ぐっと親しみやすいビジュアルになってます。さらにFCの「3」のようなマップ構成になっており、じっくりマリオを遊ぶことができるようになりました。

この「2」の新要素として、バニーマリオが登場。耳をパタパタすることでちょっと滑空することができます。ひげおやじにバニーの格好させるなんて看板キャラに思いきったことさせますよ。大人になって今見るとただの変態オヤジに見えるのがちょっと悲しい。

キャラが大きくなって非常に見やすくなったダイナミックな画面とボリュームに、GBでもここまで出来るんだ、と当時感動したのを覚えています。

[05/2/8]


聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝 [スクウェア ACRPG]

ラストの悲しい終わり方は今でも納得いかないところではあるのですが、だからこそいつまでも鮮明に思い出せるタイトルになっているのかもしれませんね。ヒロインに好きな子の名前を付けるのはやめましょう。

ファイナルファンタジー外伝と名打ってますが、魔法やアイテム・チョコボ以外はまったくのべつもののアクションRPG。一番比べやすいのはゼルダですが、ゼルダよりも派手で、ドラマティックなストーリーとキャラ育成がより楽しめるようになってます。

レベルアップではある程度自由に能力を振り分けることができ、自分好みのキャラに育てることが可能。

武器による攻撃の他にも、ゲージを溜めることで発動できる必殺技や魔法を駆使して敵を倒していきます。難易度はそんなに高くないので、ボスの攻撃パターンを覚えればけっこう楽に進めます。

ノンプレイヤーキャラも多く登場し、一人一人のバックグラウンドがしっかり作られていてとても魅力的。敵であるシャドウナイトの思惑や、姉弟愛の悲劇、最後のヒロインの末路など、スクウェアの本気を感じる逸品。

白黒GBのRPGでは同じスクウェアの「サガ2」と同じくらいお勧めしたいタイトル。私はこのゲームと攻略本を3回買い直した経験があり、今ではサントラも手元にあります。それだけ当時は郡を抜いておもしろく、またストーリーは子供心に訴えるものがあったのかもしれません。


inserted by FC2 system