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スーパーマリオ3Dワールド [任天堂/1-UPスタジオ 3DACT]

スーパーマリオ3Dワールド

 3DS 「スーパーマリオ3Dランド」の続編。ステージクリア型3Dアクションゲームとして3DS No.1クオリティだった(自分比)3Dランドが、ワールドになってWiiUに登場。古くは、マリオがGBで展開されたタイトルがランドで、SFCではワールドでしたね。ランドも独特な味わいがあったものですが、さすがにワールドと比べると小粒でした。しかしあの頃と違って、クオリティは同等に、3Dランドには立体視によるギミック、3Dワールドにはマルチプレイ+キャラ選択、というふうにそれぞれの面白さがあるので、環境がある人は両作プレイしてほしいシリーズ。

 基本は3Dランドを踏襲しており、ほぼ1本道のステージで、最後に設置されたゴールバーに登ることでクリアとなる構成。ステージクリア型なので道に迷うということもなく、雑魚を踏み踏み、アスレチックギミックを「ネコマリオ」になって駆け回り、ゴールフラッグに飛びつく。「3Dランド」でも思いましたが、なぜ「スーパーマリオ64」のほうが先に世に出たのか不思議でしょうがない程に真っ当にスーパーマリオブラザーズシリーズを3D化したゲームスタイルですね。ゆえに面白くないわけがない。

 さてシリーズ恒例のマリオの被り物、いや変身ですが、今作はネコ。ネコになると壁を登れたり爪で攻撃できたりと、ネコとアスレチックの親和性は抜群で、本作のゲーム性とばっちりはまってます。あたかもネコがアスレチックで遊んでいるような微笑ましい絵面で、特にピーチが可愛い。ピーチを可愛いと思えたのは本作が初めてかもしれない。まぁ僕はロゼッタ派なんですが。あ、本作にはなんとロゼッタがプレイアブルキャラとして出てきますので、そちらも大きなプッシュポイント。

スーパーマリオ3Dワールド スーパーマリオ3Dワールド
ジャンプアクションの基礎を学べる序盤のステージ

スーパーマリオ3Dワールド
ネコマリオとなり、アスレチックを攻略

 さて、本作最大の売りはやはりマルチプレイ。ルールは簡単ですし、Wiiリモコンが使えるのでハード的なハードルも低い。用意されたキャラもジャンプ力が違ったりとただの見た目違いじゃありません。協力プレイはもちろんのこと、マルチプレイお約束の「意図しない邪魔し合い」も楽しい。これぞマルチプレイのスタンダードスタイルと言えるでしょう。

 WiiUは発売タイトルこそ少ないですが、2DならNewスーパーマリオブラザーズU+ルイージ、それにマリオメーカー、3Dなら本作、というふうに任天堂ハードの中でもかなりマリオシリーズが充実しているお得なハード(バーチャルコンソールを含めたら膨れ上がりますが…)。いまだに、息子が友達を連れてきた時に遊ぶ定番ソフト達でもあり、2018年現在、まだまだWiiUのコンセントを抜けなくさせているタイトルなのです。

 ちなみに3Dランドに続き開発協力している1-UPスタジオはブラウニーブラウンが名前を変えた会社とのことで、RPG専門かと思いきやACTの開発に協力していたのはちょっと驚きでした。

[2018/7/5]


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