ゲーム万場


機種別オススメ タイトル 
ゼノブレイド [任天堂/モノリスソフト RPG]

ゼノブレイド


いつもよりも長文となってしまいますが、それだけ推したいゲームということで。これでも色々削ったんですけど。

まず掴みとして、世界設定が独創的でスケールがでかい。大昔のバカでかい2つの神の亡骸上に発展した世界で争う人間と機神兵。なぜこのような世界が生まれ争うのか。これらの謎を中心にストーリーは展開していきます。フィールドや街は隅々まで作りこまれ、一つの完成された世界が広がっています。それがまたプレイヤーを引き込んでいくのです。


ゼノブレイド
(左)天高くそびえる神の亡骸。この亡骸が本作の舞台となる。

上記の世界を探索するだけでも楽しい本作ですが、RPGのキモである戦闘システムも楽しくやりがいのあるシステムが採用されています。
パーティは3人、操作するのはメインキャラ1人のみ、残り2人はAI。通常攻撃は自動で発動、技使用時は任意選択、位置取りはアクションとなっており、コマンドとアクションが程良く合わさっているリアルタイムタイプ。
条件により発動できる仲間との連携攻撃で、状況を変化させたり大ダメージを狙ったりと、戦略と爽快感もキッチリ盛り込まれていて単調になり辛く、そこに一番の特徴である、敵からの致命傷となる攻撃を予測できるビジョンというシステムが組み込まれています。こいつが発動するとカウントダウンが始まり、0になるまでに敵の攻撃を阻止できればその攻撃を受けずに流せるというもので、冗長になりがちな戦闘の良いアクセントになっているとともに、強敵との戦闘に更なる緊張感を生み出しております。
さらに、序盤からラスボスに匹敵する雑魚が普通に闊歩しているので、挑む敵には困らないありさま。ただ、レベル(素早さ?)が離れすぎた強い敵にはそもそも攻撃が当たらない仕様みたいなのが残念。低レベルで強敵に挑むのはRPGの醍醐味の一つなんですけどね。

ゼノブレイド ゼノブレイド
(左)戦闘画面。アーツで大ダメージ。
(右)ビジョンが発動。この後敵の強力な攻撃までのカウントが始まる。


また本作を象徴するシステムとしてキズナグラムがあります。主要・脇キャラ一人一人の関係性がグラフィカルに確認できるシステムで、人と人の繋がりが実感できてこの世界がモニター越しに存在しているという感覚を与えてくれます。

後、アピールしておきたいこととして、お尻、があります(画像参照)。このゲーム、キャラのモデリングはけっこう低ポリゴンなんですが、女キャラの腰回りだけはなぜか気合が違う! その証拠に、尻に注目しだすプレイヤーが多発! 装備で外見が変わるので、尻と防御力を天秤にかけるのは誰もが通る道でしょう。他の要素全てを作りこんであるからこその余計な一押し。こういうの嫌いじゃないです、っていうかむしろ好きなので遠慮せずにどんどんやっちゃってほしい。

最後に、ストーリーと音楽。ストーリーは王道ながらも要所に入る演出が熱く、エンディングが気持ちの良い締めかたなのも高ポイント。個人的にダンバンの堀川さんボイスも高ポイント。僕の中でダンバンはベジータに匹敵する存在感になりました。
音楽は数人が担当しているにも関わらず統一感とメリハリがあり、特に戦闘曲が熱い! エンディングの曲も穏やかながら力強さも感じられ耳に心地よい。
これだけ見た目も中身も細かいところまで高品質なRPGですから、Wiiの鉄板RPGとして、そして今後発売されるJRPGの比較対象として是非とも遊んでほしいRPGです。[2011/1/18]


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