ゲーム万場


機種別オススメ タイトル 
シャドーウォーカー [ゲームアーツ ココロと影のクロスコネクト・ACT]

シャドーウォーカー

本作は「マリオとワリオ」のようにキャラを間接的に誘導するACTゲーム。
プレイヤーは影の中しか進めない主人公=ルクスの為に、光の妖精=ポポを操作して影を作りルクスをゴールに導きます。
さて、なぜルークが影の中しか進めないかというと、ルクスは「木の妖精」であり、日の光に晒されると木になってしまうのです。「木の精」は一人前になったら木にならなくてはならず、木になる場所を探す旅に出る、というストーリー。

では影の作り方ですが、十字キーでポポを操作し、例えば柱の近くで光を放ちます。そうすると時間制限付きで柱から影が伸びて進む道ができる、という流れ。もちろん影を作るギミックは柱だけではなく、頭を捻るもの、アクション性を要求されるものまで様々。操作は十字キーで行うので確実な操作ができるのは嬉しいところ。
難易度は程よく、詰まっても試行錯誤すれば進めるバランス。かなり強引に進んでしまったステージもあります。ただ、ステージによってばらつきがあるので、こう反面でも拍子抜けする場面もあったりするかも。


シャドーウォーカー シャドーウォーカー
(左)光の妖精ポポとルクス (右)ポポを操りルクスの道である影を作る

設定、ゲーム性、ストーリー、牧歌的音楽、シンプルながらも世界観を上手く引き立てるグラフィックと要所の演出、全てがきれいに丸くまとまっており、見事にこの世界を表現しています。
気になったのは先述した難易度のばらつきくらいのものでしょうか。

そしてラストは、「みんなの助けになる木」という目的を達成するルクスの決断に胸うたれるエンディングがまっています。タイトルからは「影」という暗いイメージを感じますが、プレイ後は木かげの優しさが心にしみる逸品です。[2010/4/14]


inserted by FC2 system