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機種別オススメタイトル


ゴースト・スカッド [セガ(AM2研) ガンSTG]

 Wii現役時、テレビがアナログ放送からデジタル放送になったと同時に、モニターもブラウン管から高解像度の液晶モニターへと急速へ移行。WiiはPS3やXBOX360とは違ってHDに対応しておらず、発売後まもなくにして、低性能なイメージがついてしまいました。しかし、Wiiリモコンの存在が、他機種にない多くの魅力を感じせさていました。その1つが、ガンシューティングです。

 従来のガンシューのコントローラー(ガンコン)は、ブラウン管の走査線を読み取ってポインティングする為、液晶モニターでは使えません。これにより、PS3とXBOX360ではガンコンを使ってのガンシューは期待できなかったのです(後にPS3にはMoveが発売されましたが)。その点Wiiにはデフォルトでガンコンが付いているようなもの。これはガンシュー天国になる、僕はWii発表時に確信しましたし、実際に「ザハウスオブザデッドシリーズ」「ゴーストスカッド」「バイオハザードシリーズ」「デッドスペース」等のガンシューが集まり、そしてまさかの任天堂からもゼルダの派生タイトル「リンクのボウガントレーニング」が発売、はい、ガンシュー天国の出来上がり。WiiリモコンをガンコンにするアタッチメントのWiiザッパーのデザインこそいまいちでしたけどね。今回は、その中でもいち早く発売されたセガのゴースト・スカッドをおすすめしましょう。

 プレイヤーは特殊部隊員となり、テロリストを撃つというお約束な設定。アクセントとして、敵に捕まっている捕虜を撃つと減点だったり、分岐点が多数あって色々なシチュエーションが楽しめたり、遊んでいるうちに武器や服装がたくさん使えるようになるところでしょうか。敵は典型的なノリノリのテロリストで、プレイヤーはB級映画みたいなこのゲームの主人公のノリで気分よく撃てるのがいいですね。

 さらにオススメポイントとして先に言ってしまうと、隠し要素として、敵が全員水着の女性&水鉄砲というモードもあり、ここらへんがほんとセガ。

 これらの中でも、分岐点が多いというのが一番のセールスポイント。基本的に同じステージを繰り返し遊んでポイントを競うガンシューにおいて、プレイ毎に変化点があるのはとても嬉しい。ステージ数は3つだけですが、分岐点のおかげで実際のボリュームはそこそこなイメージ。

 ガンシューのシンプルな楽しさと、セガ的雰囲気を十分に楽しめるガンシューであり、ガンシュー初心者はまず本作に触れてほしい、のですが、難易度はちょっと高い。しかしそこはWiiのゲームらしく、マルチプレイでわいわい楽しむと良いかもしれない。

 本作のオリジナルは2004年のアーケードゲームで基盤はchihiroなのに、正直言ってグラフィックはNAOMI程度、要はドリキャスレベルです。だからWiiにのみ移植された、とも考えられるかも。なんにせよ、この時代のアーケードゲームを上手く吸収してくれたWiiはそういう意味でも僕にとって名機なのです。

[2018/4/13]


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