舞台は宇宙コロニー、未知のウイルスで人間が豹変、怪物出現、コロニーから脱出、といったベタ設定なガンシュー。 「全米が吐いた」というクソゲー臭ぷんぷんのキャッチコピーからしてウリはグロというイメージが先行してますけど、それは本作のつかみでしかありません! ガンシュー=キャラ視点という特徴をフル活用された演出により、プレイを進めるごとにキャラ=プレイヤーという図式が刷り込まれていきます。敵からの攻撃、キャラの視点移動、ウイルスによる幻聴・幻覚といった臨場感を高める演出がとことん盛り込まれてあります。 グラフィックはWiiトップクラス、さらに吹き替えも完備、演出にかんしては文句無しです。(ただ海外版よりも暴力表現は控えめらしい) またシューティング部分もしっかり面白く、部位破壊(本作では超重要)でクールに攻めるも良し、火炎放射で豪快になぎ払うも良し、さらには敵の動きを止めたり、ボスの倒し方も一ひねりしてあったりと、能動的にプレイできることによってゲームに入り込める。 ストーリー部分のボリュームはやや短く感じますけど、ガンシューで考えればむしろ長いほうで、クリアまで約5〜6時間。単純に撃つだけのアーケードモードもあるので、通常のガンシューのように思う存分撃って楽しむこともできます。
|