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ゼルダの伝説 神々のトライフォース [任天堂 ACADV]

 個人的に、スーファミ本体の性能的に最も感動したのが、マリオワールドの色彩と、ゼルダ神トラの階段の音、でした。カンカンカン、という階段を上り下りする音で、神トラの世界がとてもリアルに感じたんですよね。と言っても、友達がプレイしているのを見ていただけなので、初プレイはN64発売後だったと記憶しています。しかしそれもN64で遊ぶのに夢中で、中盤で放置したのでした。
 ゼルダ好きな自分としては、ゼルダ及びスーファミを代表する本作をクリアしていないことがずっと心残りだったのにも関わらず、GBAに移植された時も「不思議のぼうし」を優先して手にも取らず、あげくには3DSの続編「神トラ2」を先にクリアする始末。しかし2017年、遂に神トラに再チャレンジすることを決め、どこでも遊べる3DSのVCを購入し、先日、ようやくクリアに漕ぎつけました。

 本作は見下ろし型の2Dアクションゲーム。まず大きなフィールドがあり、そのフィールド上にいくつかのダンジョンの入り口が配置されています。剣をふるう主人公のリンクを操り、各所で手に入るアイテムを駆使し、各ダンジョンをクリアしていくのです。

 いやぁ、難しかったですね。何が難しいって、アイテムなりダンジョンを探すということ。フィールドマップ自体はそこまで広くないのですが、なかなか見つからない。ゲーム内での占い師や情報屋のヒントを頼りに、あっちこっちを行き来してなんとかかんとかでした。
 また、ダンジョンでのアクション部分も難しく、敵とトラップでガスガス削ってくる。そして各ボスがかなり強いのですが、セーブの仕様上、ボスの前でセーブしたとしても、リセット後に再開するのはフィールドマップ特定のスタート地点から。ダンジョンでゲームオーバーになってコンティニューした場合はダンジョンの入り口から、という仕様。まぁそうなったら素直に回復薬を準備してから仕切りなおせとういことか。
 さらにゼルダでお約束、アイテムを使って仕掛けを解くのも、僕も今だからこそなんてことないですが、1991年の小学生時に遊んでいたらはたして解けたかどうか。そう考えると、全体的に難易度は高いです。
 とまぁ難しい難しいと言いはしましたが、間違いなく面白い。仕掛けを解いた時、探索中に何かを見つけた時、ボスを倒した時、進むたびに嬉しさがある。2013年の続編「神々のトライフォース2」と比較しても、不満があるのはセーブの仕様とアイテム選択画面くらい。ファミコンの初代でゼルダとしての枠組みが作られ、スーファミで2Dゼルダが完成、N64で3Dゼルダに変更&完成したことを踏まえても、ゼルダファンはこの記念碑的作品を遊ばない理由がない一作。
[2018/3/11]

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