スペースチャンネル5　[セガ(AM9研)　音ゲー]

　うさん臭ささが漂うタイトルとキラキラパッケージからは内容が全く想像できませんが、本作は音ゲーです。
　電源を入れると「Mexican Flyer」というレトロでB級パワー溢れるスパイ風味な曲が出迎えてくれます。この曲自体は本作のオリジナル曲ではなくて60年代の曲らしいのですが、これがはまりまくっててもはやスぺチャン5のテーマ曲としか思えない。むしろこの曲に合わせてゲーム全てのを組み立てたんじゃないかと思えるくらい。
　主人公のテレビリポーターであるウララが独特なノリ(これがこのゲームの全てかも)で侵略者(モロ星人)を退けていきます。もちろんモロ星人への攻撃はリズムに合わせてのボタン押し。一般的な音ゲーと違い、見本(モロ星人)のやったとおりに繰り返すというもので、タイミングは表示されずプレイヤーのリズム感と記憶力が試され、意外に難しい。

　救出した地球人がバックダンサーになって一緒に踊ったり、スペチャン5(テレビ局)のディレクターが絶妙なウザさでちゃちゃ入れてきたり、ウララのライバルが表れて勝手に盛り上がったりと、何かにつけてバカノリが楽しめ、見た目も楽しい音ゲーという珍しいジャンルに仕上がっております。「アップダウンアップダウン　チュッチュッチュッ！」「チャンネルはそのまま！」マイケルもでるよ！

[04/10/12]