「鉄拳4スティック、ドリキャス化 第一回」 [08/4/6]
サムスピ天下一を遊んでいたら、ネコにゲロを吐かれた鉄拳4スティック(以下:T4ステ)のボタンの調子が悪い。ジュースをこぼした後にべたついて固まる感じで引っかかる。キレイにしようと裏蓋を開けると、ボタンが基板に直にハンダでくっついてるじゃありませんか。ボタンを外すには全てのボタンのハンダを取る必要があります。 これは、面倒くさい。 そこでふと考えました。どうせやるならドリキャススティック(以下:DCステ)の基板を乗っ取ってドリキャス仕様にしようかと。ドリキャスの純正スティックはレバーの扱いにくさに定評がありますからね。
時刻は夜中の1時。
ハンダでくっつけ直すくらいなら2時間もあれば終わるかな、と軽く考えて作業開始。 まずT4ステボタンを基板から外す。ハンダ吸い取り線で慎重にハンダを吸い取っていきます。あ〜、ハンダ吸い取り器が欲しい。
〜40分経過〜
苦戦しつつもようやく基板からボタンを外すことができました。といっても、T4ステボタンはいりません。ボタンはDCステのほうが好きなので、DCステボタンをT4ステに取り付けます。
む、やや緩いです。DCステのボタンはやや直径が小さいみたいです。まぁこのくらいはどうとでもなるので関係ありません。続行です。
次に本命のT4ステスティックとDCステ基板を繋ぎます。 と、あれ? ここで問題発生。スティックから出ている線の数が違います。T4ステは上下左右のスイッチからそれぞれ2本の計8本は分かりやすいとして、DCステはスイッチ4つが基板にハンダ付けされていて基板の端から5本出ているのみです。 本数から考えて、DCステはグラウンドを1本にまとめているのでしょうか。
白がT4ステのスイッチ、黒がDCステのスイッチ。 ちなみにDCステはオムロン製でT4ステは製作元不明でした。DCステのほうがスイッチのトルクが強く、その影響で入力が重かったり、反動があったりするようです。
では回路を慎重に把握していきます。
〜30分経過〜
正直自信無いですが、たぶん上記の仮説で大丈夫、ということにして先に進みましょう。 DCステはどうやら黒線がグラウンドのようですね。
で、T4ステのグラウンド4本を1本にまとめて、DCステのグラウンド1本に繋げました。
まとめて、
ハンダで固めて繋げる。
次に上下左右に対応した線を繋げて行きます。 一応調べて結果、下記のようです。ご参考までに。 DCステ 赤…上/黄…下/白…左/灰…右 T4ステ 茶…上/橙…下/黄…左/赤…右
上記の通り、
繋ぎました。 黒いテープは絶縁テープ。ビニールテープは無いのに、なぜこんなテープがあったのか謎。
これをDCステ基板へ取り付けます。コネクタになっているので簡単。 で、押し込みます。
さて、なにかやり残しがありますよね?
薄々感ずいていましたが、問題を先延ばしにしておりました。僕の悪いくせです。
そうなんです、このままではビジュアルメモリを繋げられません。 抜き差しするたびに裏ぶたを開けていては手間がかかってしょうがありませんし、いっそのことメモリ内蔵も考えたのですが、それではそのビメモの利点であるデータ管理の易しさと携帯性を殺すことになります。
とりあえず考え付くのは、下向きにコネクタ部分を向けて固定し、スティック本体の下中央を取り除いて抜き差しするというもの。しかし固定するためのナットも接着剤もありませんので、今回は見送りということで。これは第二回の課題と致しましょう。
というこで、完成!
ここまで述べ4時間。明け方5時までかかってしまいましたよ…。 いかがでしょうか。
貴重なT4ステとのニコイチはもったいなくもあったのですが、PS2用のスティックは買おうと思えば良いのがありますからね。 今回のコンセプトはあるものを利用するということで、こういった形になりましたが、理想を言えば業務用パーツを組み込みたいところではありますが。 ま、そこまでは求めますまい。
とりあえず今回はここまで。
第二回に続く(たぶん)
第二回
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